【例題1】文字を出力してみる
初回は、プログラムの基本 "Hello World!" の出力です。
上記サイトの[基本 問題1]を参考にします。
例題1 「Hello World!」と表示せよ。
まず何もわからないので、いきなり答えを見ます。
#include <iostream> using namespace std; int main(void){ cout << "Hello World!" << endl; return(0); }
もしくは
#include <iostream> using namespace std; int main(){ cout << "Hello World!" << endl; return 0; }
でもOKです。
解読編
さっそく解読していきます。
※こちらの解説が大変参考になりました。
C言語入門 - int main(void) - プログラムの基本 - Webkaru
#include <iostream> using namespace std;
こちらの2行は"おまじない"。
この後に書かれたプログラムを正常に走らせるための記述です。
こちらが正しく書かれていないとエラーになるのでご注意ください。
int main(void){
このように記述すると、波括弧「{」 から「 」} までの間のプログラムを実行してくれます。
void はこの場合は省略してもOKです。
cout << "Hello World!" << endl;
この部分が今回の大事な部分です。coutは出力を表す記述で、
cout << ○△□ ;
で ○△□ という文字を出力します。
最後の endl は、簡単に言うと改行です。
「;」 はこの行のプログラムの終わりを示す記号です。
return(0);
こちらは0を返す→プログラムが正常に終了したことを知らせるための記述です。
int main()の中身の最後に書くものと思っておけばOKです。
学習が進むにつれ、return a+b; とか、書き方が変わっていきますが、
この時点ではこういうものだと思っておけばOKです。
return 0;
としてもOKです。
}
最後の}はint main()の間のプログラムがここまでであるという印です。
{ }の間の区間をプログラムが実行しますよというルールになっているので、
プログラムの最後にこのカッコをつけるのを忘れないで下さい。
学習のポイント
ここで大事なのは、
cout << "Hello World!" << endl;
の部分です。
cout << ○△□ << endl;
という書き方は、文字を書き出すだけでなく、計算結果を出力する場合にも使いますのでこの後必ず使います。
暗記しておくといいかと思います。
解答の中の、「intって何?」「()ってなんの役割?」など、いろいろ疑問が浮かんできますが、私の感想では、入門書に入る前に正確に理解するより正しいパターンを暗記だけしておいたほうが良い、と考えています。
参考書でつまづく人は、正しい理解ができないことに引っかかってしまう「完璧主義者」が多いように思います。
そんなときはプログラムのパターンをまるごと暗記したほうが、理解も進むし効率がグッと上がります。
今後自分の理解が進むに連れ、嫌でも正しい理解ができるようになっていきますので、暗記すべき部分は暗記で済ませて、先に進んじゃいましょう。